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座間 人物風土記

公開日:2018.10.26

座間市議会議長に選出された
上沢 本尚さん
相模が丘在住 59歳

「役に立ちたい」原動力に

 ○…「職責に恥じぬよう努めたい」。9月28日、座間市議会の37代目議長に選出された。副議長を3度経験しての就任。「議長がしっかりすれば、議会は機能する。自然体で臨みたい」と微笑む。任期は2年。「ひまわりに大凧、豊かな自然。何でもある座間市をアピールしていきたい」と、市内外への魅力発信にも意欲を見せる。

 ○…生まれは長野県須坂市。医療や電子部品メーカーの営業職として、大規模事業の立ち上げにも関わってきた。「本当は、営業は一番やりたくなかったんだけどね。でも、自分が力をつける時期だと思った」。政治の世界とは無縁だったが、「青年が政治に関心を持たないといけない」と、学生時代から意識はしていたという。地域から打診を受け、「人の役に立ちたい」と2004年に出馬を決意。今や4期目のベテラン議員となった。「市民からは素朴な意見や疑問、要望が寄せられる。それを形にできたときは嬉しい」。議員としてのやりがいを語る。

 ○…「できればドライブに行きたいんだけど、なかなかね」。議長に就任して以来、多忙な毎日を送る。車内音楽は、若者に人気のロックバンド「ONE OK ROCK(ワンオクロック)」。「奥さんのすすめで聴くようになってね。森進一さんのご子息とあって歌がうまいんだよ」とにこやかに語る。

 ○…今月5日には座間総合高校の生徒を対象とした議場見学会が行われた。身近な話題が議題にあがる市議会。それだけに、「画面越しではなく、生の議会をぜひ見に来てほしい」と呼びかける。政治家として駆け出しの頃から胸に刻んだ言葉がある。「臆病よりも勇気、諦めよりも挑戦、愚痴よりも行動」。市民一人ひとりにとってよりよいまちとなるために――。市議会の舵取りを担う。

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