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座間 人物風土記

公開日:2019.06.07

公民館やスタジオでダンスを教えている
守屋 匠(しょう)子さん
座間在住 34歳

変化恐れず進む

 ○…2人目を出産して3カ月とは思えない身のこなしに、弾ける笑顔、明るい声。座間市公民館やダンススタジオでダンスを教えている。ダンサー、インストラクター、妻、母。どの顔の時も全力で楽しく。「自分のダンスでみんなが楽しんだり、喜んだりしているのを見るのが好き」

 ○…ダンスに出合ったのは5歳の時。はじまりはバレエだった。思春期を迎え、否応なしに変化する体格にやりづらさを感じていた矢先、母の勧めでジャズダンスに転向。進学した座間高校では、ダンス部に所属し、全国大会出場も果たした。その後、大学に通いながら、プロの世界へ。ダンス事務所のオーディションに合格し、テレビや舞台などさまざまなステージを踏んだ。青山劇場、新国立劇場、武道館。名だたるステージのライトを浴びながら、1週間に15本のレッスンをこなす怒涛の日々を送った。「楽しいことも辛いことも全部経験できた。自信をつけた10年だった」

 ○…今年1月、主宰するダンスチーム「SHOWSUN」の公演を迎えたのは2人目の臨月。出産後は、乳飲み子を母に預け、ダンスを教えに出かけることも。周囲に驚かれることも多いが、「自分の体は自分がよくわかっているはず」。恩師の言葉を胸に、結婚・出産後は、日々変わる環境と体を受け入れながら、歩みを進めてきた。

 ○…「変化しながらも続けることが大事」。結婚・出産を機に、ダンサーとしての生活は激変した。それでも「辞める」という選択肢はない。今は、これまでとは違う「新しいステージがスタートしたところ。これからつくっていきたい」。まずはスポーツトレーナーの夫と二人三脚で「体を戻すこと」が目標。「本当に家族には感謝しかないですね」と白い歯を見せた。

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