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座間 人物風土記

公開日:2019.09.13

座間市ゴルフ協会の会長を務める
石井 卓昌さん
入谷在住 63歳

プロに学び 思いきり遊ぶ

 ○…「仲間と仲良く楽しむゴルフもあれば、1打を争う競技ゴルフもある。どちらの人にとっても参加しやすい協会をさらに目指したい」。県央地区ゴルフ大会で団体2連覇を果たした。「皆さんが頑張ってくれた結果です。優勝できて本当にうれしい」と話す。個人の部でも優勝した。

 ○…座間市入谷で生まれ育つ。ゴルフとの出会いは幼少のころ。キャンプ座間のゴルフコースでキャディをしていた近所のおばさんからゴルフボールをもらったのがきっかけ。父親が庭に缶を埋めてくれてゴルフ遊びを楽しんだ。「クラブは桑の木で作ってもらったなあ」と懐かしむ。姉の影響で小中高時代は卓球に熱中。再びゴルフクラブを握ったのは大学進学後だった。

 ○…プロゴルファーを目指すか、会社員を選ぶか進路を迷っているとき、レッスンを受けていたプロゴルファーに相談した。「このボールをカップに沈めてごらん」とパターを手渡された。すこし長いカップとの距離。“絶対入れてやろう”としたボールはカップまで届かなかった。「プロは無理かな。カップに届かないボールは絶対に入らない」と言われ、ゴルフメーカーを紹介され就職した。

 ○…中村寅吉や樋口久子ら日本を代表するプロゴルファーと交流を深め、プロの凄さと繊細さを学んだ。「『このクラブちょっと違うよ』と言われてね、調べてみると2g違った。プロの要求に応えることで自分の仕事に対しても自信を持つことができた。いろんなことを学んだよ」。定年退職し、“一人キャンプ”も楽しむ。車にテントを積んで1週間から10日ほど全国を回る。「上高地での3日間、本を読んだり散歩したり別世界のようだった。来年は礼文島に行きたいな。奥さんに一緒に行こうって誘っているだけどね」と笑う。

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