相武台東小学校創立50周年記念事業実行委員会の実行委員長を務める 大木 雅紀さん 栗原在住 45歳
愛される子ども・地域を育てる
○…「学校関係者だけの式典にしたくなかった」。2016年度から実行委員長として準備を進めてきた。「地域の方たちや子どもたちと一緒に祝えるように」と実行委員や教員らが会議を重ね、企画を練った。周年記念のキャラクターを児童から募集したり、相東小に関するフレーズを集め記念ソングも企画した。「地域には卒業生もたくさんいらっしゃる。その方たちが50周年を『知らなかった』とならいように」とできるだけ多くの人に呼び掛けた。
○…自身も相東小卒業生。「勉強が嫌いだったな。だから学校も好きじゃなかった」と振り返る。「それが、こんな大役を任されるとはね。思いもよらなったよ」と笑う。地元・相武台を「田舎だな」と感じる。「だって駅から歩いて5分で畑が広がるしね、都心まで1時間かからないのに、面白い街ですよね」。実行委員長として改めて地域と関わり、「地域の方たちが相東小のことを温かい目で見てくれていることを感じました。先輩方も商店会の皆さんも」。
○…親が創業した観光バス業を共に経営する。学生時代から車が好きで、「いつかは一緒に働くんだろうなとぼんやり思っていました。バスを運転したいなとも思っていましたしね」
○…「実行委員や教員の皆さんが本当にすごい人たちばかりで。『これは無理かな』と思うことも工夫してくれ、実現することができた」と喜ぶ。同小PTA会長のほか、市PTA連絡協議会理事、消防団、市青少年補導員など地元のことにも積極的に参加してきた。「親としてだけでなく、地域の大人としても子どもたちと関わり、地域や学校は『守ってあげたい子ども』を育てることが大切なんだ」と感じる。愛される子どもを育て、愛すべき地域を作っていく。
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2015年4月10日号