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厚木・愛川・清川 トップニュース社会

公開日:2011.11.25

旧パルコ
12月にも決着か
ボートピア案も浮上

 経済発展の象徴だった厚木パルコ(厚木市中町)。同商業施設が、売上げ不振を理由に閉店したのが平成20年2月。あれから約4年の間、同建物をめぐっては様々な憶測が飛び交った。ただ、いよいよ12月にも建物の購入者が決定するのではないかという話が挙がっている。



 厚木パルコが入っていた厚木パークビル(=写真)は、平成6年3月に竣工。地下3階、地上10階建て。9階には、映画館があった。地下には、現在も東京電力の変電所がある。また、パルコ閉店後も同敷地内で営業を続けていたタバコ屋と人形店も今年5月27日に店を閉じ、現在は敷地・建物全体がフェンスで囲まれている状態だ。



 同建物・土地の所有者らは、11月末まで購入者を募集しており、早ければ12月にも購入者が決まる予定だ。そうなれば、跡地利用にも一定のメドが立ち、本厚木駅前を中心とした市街地の活性化につながる。ただ、跡地利用に関しては、ボートレース場外発売所「ボートピア」の設置案も浮上していて、当初5億円だった価格も、約15億円にまで釣り上がっているという話もある。



 跡地利用とボートピアの設置について、中心市街地の商業者は「楽しい街づくりをして欲しいので、ボートピアの建設だけは勘弁してもらいたい。街の未来につながる選択をしてほしい」とボートピア設置案をけん制した。



 また、ある市議は「最終的には市が購入をし、高齢者が集える場所であったり、子育てする親が使えるような公共的施設として使用するのが良いのでは」とも話している。



 成り行きに市民の注目が集まりそうだ。

 

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