(一社)厚木市商店会連合会(以下、商連)は、9月2日に県立音楽堂で行われた「第47回地域安全県民のつどい」において、関東防犯協会連絡協議会会長・関東管区警察局長の連名による特別功労賞を受賞した。
日頃の防犯活動への取り組みに対して贈られるこの功労賞。今回は県内54署の中から、防犯協会やパトロール隊など11団体が選ばれた。
商連が推薦・評価されたのは、市内4つの商店会で32基の防犯カメラを設置している点と、地下道のロードギャラリーの一角に、振り込め詐欺や犯罪被害の防止を訴える啓発コーナーを設けている点の2つ。厚木警察署によれば、中心市街地の商店会で防犯カメラをここまで設置している自治体は珍しいという。また同署管内において、団体での特別功労賞は10年以上該当がなく、さらには県の表彰を飛び越えての初受賞はあまり例がないという。
各商店会で防犯カメラの設置が始まったのは2013年度から。国からの補助金である「まちづくり補助金」を活用し、街路灯・防犯灯のLED化を進めるのと同時に防犯カメラも設置した。現在は、あつぎ商和会、厚木みなみ商工クラブ、中央通り名店街、緑ヶ丘中央商店会の4商店会でカメラが稼動している。
商連の齊藤裕会長によると設置当初は、プライバシーの侵害などの恐れもあり、不安な部分もあったそう。けれども、現状では問題なく運営されており、実際の事件や事故でカメラによって犯人逮捕につながった例もあるという。
齊藤会長は、「今後とも犯罪の抑止力として、地域の安心・安全へ貢献していきたいです」と話した。
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