厚木・愛川・清川 文化
公開日:2017.11.17
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古き良き憧れ追いかけて
一番街で「ビーチツリー」を経営するモデル 諸橋幸太さん(39)
▽自然な笑顔とポージング。ファインダー越しにも伝わる男の色気。数々の雑誌やCM、舞台など、プロのモデルとして幅広く活躍する。一見華やかに見える世界だが「かなり泥臭い事もやってきた」。それでもエンターテインメントの世界に身を置く以上「夢が持てるよう、そういう部分は出さないよう心掛けている」
▽秦野で生まれ育った。「今振り返れば、生意気でわがままな子どもでした」と笑う。仲間意識が強く、友達が兄弟のようなものだった。高校の時に、先輩にくっついて当時流行っていたサーフィンを始めた。そんな折、海から上がってきたところを雑誌の撮影隊に声を掛けられ、18歳の時に読者モデルとしてモデルの道を歩み始めた。今も時間を見つけては波に乗る。「サーフィンも人生も、良い波が来たときに乗りこなせるかどうか」と人生観を語る。
▽当時、読者モデルは「モテるしお金ももらえるし、なんていい仕事なんだ、という感覚だった」と振り返る。理容専門学校卒業後、プロとしてモデルを続けたが「やはり甘くなく」年々仕事は減り始め、葬儀の仕出しや土木作業など、生活のために睡眠時間を削る毎日。30歳で「続けるか、辞めるか勝負」と英語すら喋れない中、単身香港へ渡った。世界的メーカーの広告塔の座を射止め、そこから「良い流れ」が。台湾にも進出し、国内でも露出を増やすことになった。
▽仕事も安定し、仲間と2年前に『ビーチツリー』を一番街にオープン。「あったらいいな」を詰め込んだ店は、美容室とカフェ、ギャラリーを兼ねる。高校生の頃、パルコが2つあって賑わっていた一番街を「古き良き時代」と振り返る。「”イケてる”先輩が集まって、憧れてマネして―。あの頃の厚木を取り戻したい」。20年培った経験とコネクションで「厚木と東京、そして湘南を繋ぐパイプ役になれれば、厚木はもっと栄える」と語気を強める。「まわりがハッピーなら、自分もハッピー」と見せる笑顔が、人を惹きつける。
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