厚木版 掲載号:2018年4月6日号
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紙芝居師・活動写真弁士として活躍する 山城 秀之さん 水引在住 53歳

多彩な顔持つ「喋るプロ」

 ○…戦後、日本で流行した街頭紙芝居。昔ながらのスタイルを踏襲し、今でも当時の紙芝居を読み聞かせている。かたや、大正から昭和初期にブームとなった無声映画。解説を加える活動写真弁士として、物語に彩りを加えていく。2足のわらじを履きこなし、芸に邁進する。「この2つは兄弟みたいな芸能。”作品について喋る”点で、共通点は多い」と分析する。

 ○…街頭紙芝居との出会いは20代後半。当時の仕事で訪れた新横浜ラーメン博物館で、紙芝居のセットを偶然見つけ、「面白そう」とはじめたのがきっかけ。すぐさま魅力に取りつかれ、プロの紙芝居を見て、独学で技術を身につけた。「紙芝居は反応がダイレクト。今でも1回1回が勝負」と真剣な眼差し。一方で、イベントに出るうちに活動写真弁士と出会い、師匠に弟子入り。「無声映画は弁士で作品の印象が変わる。そこが面白いところ」と話す。

 ○…山口県出身。23歳で上京し「芝居がやりたい」と劇団入り。その後はさまざまな職を経験した。上京後は町田や相模原に居を構え、7年前から厚木に住んでいる。趣味は読書で、厚木のほか海老名の図書館まで遠出することも。一時期は編み物に没頭したこともあり「色々手を出しちゃう。続かないんだけど」と照れ笑い。似顔絵画家としてイベントで描いたり、俳優として映画やCMに出演するなどさまざまな顔を持つ。その多彩ぶりは他をよせつけない。

 ○…明日は初の地元・厚木での公演。「定番のものと新しいものをお見せしたい」と意気込む。紙芝居と弁士の両方に情熱を注ぎ、両立させているのは業界でも稀だそう。「無声映画や紙芝居に興味を持ってもらうきっかけとなったら嬉しい。それぞれの魅力を少しでも知ってもらえたら」

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