厚木市は、ごみ減量に向けた施策として、4月から生ごみ処理機「厚木キエーロ」の購入費の助成をスタートした。1台当たり1万2000円を助成し、年間で約10tの生ごみ減量をめざす。
キエーロは、土の中にあるバクテリアを使って、生ごみを分解、消滅させる処理機。県内では、葉山町、鎌倉市、藤沢市、愛川町などで活用されており、導入が進んでいる。
厚木市ではこれまで、家庭ごみの減量を目的に、電動の生ごみ処理機などの購入費を助成してきた。さらなるごみ減量をめざすため、生ごみが完全に無くなるキエーロに着目。昨年8月から20世帯を対象に行った実証実験では、1日平均で1人60gの削減が見られ、生ごみの減量に期待できると、今回の導入に至った。
厚木キエーロは、厚木市森林組合(七沢237)が市内の間伐材を使って製作、販売している。2種類で、ベランダ置きタイプ(幅90cm、奥行き45cm、高さ80cm)と、直置きタイプ(幅110cm、奥行き60cm、高さ45cm)がある。本体価格は税別1万5000円。
市が助成するのは本体価格の8割となる1万2000円。対象は市内在住の世帯で、1世帯2台まで。購入費助成の予算は156万円で、先着130台が対象となる。申請方法は、キエーロ購入後に、【1】領収書の原本とその写し、【2】印鑑、【3】振込口座がわかるものを持参の上、市環境政策課へ。担当者は「申請はまだないが、キエーロの購入が数件あったことは確認している。キエーロが普及して、生ごみ減量につながれば」と話す。
総排出量は増加傾向
昨年度、厚木市の家庭から出たごみの総排出量(速報値)は5万7488tで、過去5年で最も多かった。内訳は、資源ごみが2万860tで最も多く、それ以外のごみが3万6628tだった。市の担当者は「資源ごみもいずれはごみになるので、総排出量をいかに抑えられるかが、現在の課題。そんな中、燃えるごみは減少傾向にあり、CO2削減にもなって良いこと」と分析する。
市では、ごみの減量へ向け、食材の食べきり、使い切りを啓発する「もったいない運動」や食品ロスを減らす「3010運動」を推進。資源化の取り組みとして、今年度から羽毛布団のリサイクルを始めるなど、対策に力を入れている。
厚木キエーロに関する問合せは同課【電話】046・225・2749へ。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
<PR>
厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>