厚木市の有形文化財に指定されている古民家岸邸(厚木市上荻野792の2=写真)。毎年、七夕の時期に合わせて笹飾りを展示しているが、今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため展示は中止。邸内の見学はできる。
岸邸の主屋は1891年に建築されたと言われる。木造2階建てで寄棟造瓦葺。建物の特徴として、木材の質が極めて高く仕上げも入念、随所に凝った意匠を展開している、近世以来の伝統的な農家の間取りである六間取りを基本にしながら、時代の転換期の先端的な様式を併せ持っているなどが挙げられる。
98年に岸重郎平さんが、主屋1棟と土蔵2棟を厚木市に寄付。その後、市が修復して翌99年から一般公開している。
観覧無料。開館は午前10時から午後5時まで(入館は4時30分まで)。月、火曜休館(祝日の場合は翌日の平日)。問合せはあつぎ郷土博物館【電話】046・225・2515へ。
|
<PR>
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|