厚木市立上荻野小学校(大谷京司校長)の6年生が10月2日、舞台芸術鑑賞教室を体験した。
同教室は、子どもたちに文化・芸術に親しんでもらおうと同校が毎年開催。今年は文化庁の「文化芸術による子供育成総合事業・巡回公演事業」の一環としても行われた。本来なら全校児童が対象だが、新型コロナウイルス感染症対策として密を避けるために、今回は6年生のみを対象とした。修学旅行などが中止になる中、6年生に少しでも心に残る催しを体験させたいという思いも。
体育館で席の間隔をあけ、換気や検温、手指の消毒などを行いながら実施。81人が楽しんだ。
文化芸術団体「オペレッタ劇団ともしび」による音楽劇「トラの恩がえし」が披露され、子どもたちは出演者らの熱演に食い入るように見入っていた。また、公演後には、普段は入れない舞台セットの裏側を劇団員が案内するバックヤードツアーも行われた。
観劇した大城亮人さんは、「迫力があって、芝居から思いが伝わってきた。修学旅行の代わりの良い思い出になった」と話した。大谷校長は、「本来は全校児童に一流の芸術を見せてあげたかったが、密を防ぐため、6年生だけでも体験してもらえてよかった」と安堵の表情だった。
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