未だ収束には遠いコロナ禍。清川村商工共栄会(山口昌興会長)では、村内を活性化するため10月から様々な対策に取り組んでいる。
33店舗が加盟する同会。10月上旬には村内全戸に2種類のチラシを配布した。一つは村の商品券「きよかわ元気応援券」が使える加盟店を一覧にしたもので、もう一つは住宅リフォーム助成制度をまとめたもの。同会の城所英樹さんは「村の事業者は個人経営の方が多い。村内のお店を利用していただけるように配布しました」と話す。
また、清川の梅を使用した「きよかわ梅酒」(1330円・きよりゅんのカートン箱は別途100円)の販売も10月下旬から道の駅清川で始まった。
これは、同会が2018年に初めて企画したもので、販売は2年ぶり。今年6月に村内で約120kgの梅を収穫。厚木市七沢の黄金井酒造に製造を依頼し、約600本を限定販売している。同会の村上俊光さんは「12月には清川の米を使った『どぶろく』、来年には『ゆず酒』の販売も企画しています」と、更なる展開を語る。
この他にも、同会のホームページもリニューアル。情報量を増やし、加盟店や村の魅力を伝えている。城所さんは「これからも積極的に取り組んでいきたい。小さな村ですから、どうしても足りない部分はある。今後は、厚木市や愛川町など周辺との連携も模索していく必要があるかもしれません」と話す。
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