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公開日:2022.04.15
県議会
愛川清川 厚木と合区濃厚
選挙区再編問題について
来春の神奈川県議会議員選挙(定数105人)で選挙区再編の対象となっている愛川町・清川村選挙区(定数1)について、厚木市選挙区(同3)との合区になる可能性がでてきた。合区になると定数はこれまでの計4から3となる見込み。 (4月13日起稿)
4月6日に開かれた県議会議員定数等検討委員会(桐生秀昭委員長)で自由民主党神奈川県議団など主要6会派は、過去に厚木市と合区だった歴史や住民の生活圏などを挙げ厚木市との合区で意見が一致。11日に開かれた同委員会では仮称「厚木市・愛川町・清川村選挙区」が提案された。今後、5月に行われる第2回定例会で審議される見通し。
昨年6月に発表された2020年の国勢調査の速報値によれば、県内の人口は924万411人。これを議員定数の105人で割った議員1人当たりの人口は8万8003人で、再編の対象となった愛川町・清川村はこの人口の半数となる4万4001人を下回った。公職選挙法15条2項では、選挙区の人口が県内人口を議員定数で割った「議員1人当たりの人口」の半数に達しない場合、隣接する市町村の区域とあわせて1選挙区を設けると定められており、県議会は議員定数等検討員会を設置し協議を重ねてきた。
地域の反応
村内で飲食業を経営する60代男性は「地元選出の議員がいることで、私たちの声を届けることができると思う。厚木との合区でそれがかなわなくなる可能性が出たことが心配」と不安を口にした。40代の男性は「宮ヶ瀬は箱根などと比べるととても小さく弱い。様々な力や助けが不可欠なこともあり、地元選出議員はこれからも必要だと思う」と話した。小野澤豊愛川町長は「愛甲郡は県民の水がめを持つ神奈川の水源地として重要な役割を担っているもののこうしたことが反映されず郡部と都市部との格差が生じていくものと懸念している」とコメント。岩澤吉美清川村長は「合区の方向性が示され、愛甲郡の声が県議会に届きにくくなり危機感を持っている。選挙区再編についてはさまざまな意見を聴取する場を設け、今後も慎重に審議いただきたい」とコメントした。
愛川町・清川村選挙区の佐藤圭介議員は「人口比だけで決められることに関して疑問がある。現時点ではまだ不確定なところもあるため今は私の責務を果たしていきたい」と語った。
愛川町・清川村の選挙区は1979年に、それまでの厚木市・愛甲郡の選挙区から独立して設置されていた。
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