県政報告 県議選選挙区再編を受けて 神奈川県議会議員 佐藤けいすけ
5月20日の本会議で選挙区ごとの定数を再編する議員定数条例改正案が可決され、来年春の県議選から愛川町・清川村選挙区は厚木市選挙区と合区となることが決定しました。昨年から議員定数等検討委員会を設置し議論を重ねる中で、愛川町長、清川村長、議会等からの要望書等や県民の方から幅広くご意見をいただきましたが、最終的には法律等の壁を越え、いただいた声を実現することができず、事態を重く受けとめています。
人口減少社会に合った選出法を
人口減少地域の県議が減り続けると、多様な意見を県政に届けられなくなり、地方衰退に繋がる可能性があるとともに、特に本県では相模川以西地域など、県議1人で抱える地域が増え、広大な選挙区でアクセスが容易でなく、実際の活動にも制限がかかるなど多くの課題があります。
全国的に人口減少社会に突入しています。居住地の人口比だけでなく面積の大小やインフラ整備、県土保全のニーズなど選出方法についてさまざまな視点が考えられます。また、都市一極集中型と地方分散型でそれぞれ未来シナリオを予測すると地方分散を図った方が持続可能とする研究もあります。地方創生が進む昨今、こうした観点で幅広い地域代表を選出する方法についても議論を進める必要があります。
今後に向けて
合区に際し、愛川町、そして県内唯一の村清川村の名前を残すため、私は当初候補となっていた厚木市・愛甲選挙区ではなく、「厚木市・愛川町・清川村選挙区」とするよう提言しました。
また、選挙区の再編については、特別委員会等を立ち上げて何年もかけて議論を重ねている県もあり、本県においても改選後早期に定数等検討委員会設置や有識者等を交えた調査会の設置、該当市町村への積極的な情報開示など声が反映される仕組みづくりが不可欠です。国への具体的な意見書提出などとも合わせて、引続き取組んでいきます。今後も水源地を抱える地域の視点を県政に反映させていく必要があります。皆さんとの対話を大切にしながら提言を続けてまいります。
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