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厚木・愛川・清川 経済

公開日:2023.08.04

湘北短大が小田急とコラボ
鉄道の事業アイデア競う

  • コンテストの受賞者(手前)と小田急電鉄や大学の関係者

 湘北短期大学(厚木市温水)で7月26日、ビジネスアイデアコンテストが開かれた。小田急電鉄とのコラボで、地域連携の一環として初開催されたもの。事前に同社職員が大学を訪れ、普及が伸び悩むチケット購入アプリ「EMot(エモット)」などの状況を、学生に説明していた。

 発表は息の合った語り口で観衆を引きつけ、客観的な視点でサービスの長所や短所を分析したり、収支モデルを打ち出す人も。来場者がスマホで「新規性」や「持続可能性」などを採点した。

 「小田急電鉄賞」は写真投稿機能でアプリの魅力を向上させる殿山春菜さんの提案。チケット購入やルート検索を通じた旅の体験が画像でアップロードでき、他の利用者と共有、画像検索のイメージなども添えた。このほか「エモット」からの応募を経て、小学生を一日駅長に任命する発想(佐藤夏葵さん・高橋彩菜さん)も。若いアイデアの数々に小田急関係者がしきりに頷いていた。

 自由テーマ部門では「宅配クローゼット」を提案した鈴木梓さんがオーディエンス賞に。衣替えで着終わった服を宅配で発送、収納スペース不足を解消する仕組みで、クリーニングやAIを活用した服の提案、売却などのサービスを盛り込んでみせた。

 本厚木駅の亀井正博駅長は「我々の弱点なども把握され驚いた。1日や2日ではできない提案。担当部門に持ち帰り検討したい」と語った。

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