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厚木署管内特殊詐欺 上半期5800万円の被害 SNS型・ロマンスも増加

社会

公開:2024年7月12日

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上半期5800万円の被害

 厚木警察署管内で今年6月までに発生した特殊詐欺被害額が5794万円に上ったことが、同署への取材で分かった。被害額が突出して多かった昨年の同時期と比べても同水準で、2022年の被害総額約6100万円に迫る勢い。「SNS型投資詐欺」や「ロマンス詐欺」といった新たな手口による被害も確認されるなど、同署は警戒を強めている。

 同署生活安全第一課によると、特殊詐欺の認知件数は6月までに21件。内訳は、オレオレ詐欺が9件、預貯金詐欺が7件、架空請求詐欺が1件、還付金詐欺が2件、詐欺盗が1件、その他が1件だった。

 一方で、特殊詐欺の阻止事案も18件あった。内訳はコンビニ7件、金融機関3件、家族4件、介護関係3件、その他(通行人など)3件で、不審に思った人が通報や相談をしたことで未然に防ぐことができたという。

 同課の後藤龍明課長は「地域の方の協力で阻止できている例も多くある。不審に感じることや現場に遭遇したら、警察へ通報していただきたい」と呼びかけている。

著名人になりすまし

 特殊詐欺以外にも、厚木署管内では今年、SNSなどで投資に勧誘する「SNS型投資詐欺」の被害が確認された。

 厚木市在住の80代男性は、経済アナリストのSNSを装ったアカウントを本人と誤信して資産運用について説明を受けた。「絶対に儲かる」と言われ、金を購入するために指定の口座へ現金を振り込んだが、後日家族や警察に相談した所、被害が発覚したという。

 また、マッチングアプリで知り合った相手に恋愛感情を抱かせて金銭を要求する「ロマンス詐欺」の未遂もあった。同市在住の50代男性がアプリで知り合った女性から「楽して稼げるアプリがある」と勧誘され、入会金30万円を要求されたが、周囲に相談したことで未遂に終わった。

 後藤課長は「これらの詐欺は県内でも増加傾向にある」とし、「お金を他人に渡す時は家族や友人、警察へ相談を」と話している。

「旧紙幣回収」に注意

 同署では、新紙幣の流通に伴う新たな詐欺にも警戒を強めている。

 金融機関の職員を名乗り「紙幣が変わるので、古い紙幣の交換で自宅に伺います」などと旧紙幣をだまし取る手口などが予想されるといい、後藤課長は「そのような連絡があっても応じないように」と注意を呼びかけている。

大切な人へ、最後の「ありがとう」

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