伊勢原版 掲載号:2014年5月30日号 エリアトップへ

関東大会で準優勝した向上高校野球部の主将を務める 菅野 赳門(たもん)さん 3年生 17歳

掲載号:2014年5月30日号

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混じりっ気なしの本気

 ○…ゲームセットの瞬間、心を駆け抜けたのは大きな悔しさと手応えだった。2度目となる関東大会出場を果たした向上高校野球部は、初戦の甲府工(山梨)にサヨナラ勝ちすると、成立学園(東京)、佐野日大(栃木)と強豪校を次々に撃破。山梨学院との決勝には敗れたものの、「格上が相手でも十分勝負できると実感できました。チームとして大きな経験」と大会を振り返る。

 〇…「夏の神奈川を制して、向上野球が正しいことを証明しよう」と、関東大会後のミーティングで部員を鼓舞。今必要なのは現状満足ではなく、さらなるレベルアップだ。1カ月後に迫った選手権予選にむけ、チームは練習を再開。グラウンドではいつも部員たちの声が飛び交う。「向上には、良い意味で上級生と下級生が何でも言い合える雰囲気があります」。主将になって9カ月。昨夏の敗退後からチームの中心に立ち、111人を引っ張ってきた。「今は全員が心を一つに同じ方向を見ていると感じます」。躍進を続けるチームの原動力はこうした言葉からも垣間見える。

 〇…平塚市に生まれた。幼稚園のころはよくサッカーをして遊んでいたが、友達からの誘いもあり小学2年で野球を始めた。中学では湘南クラブボーイズでプレー。3年生の時には全国大会で3位に輝くなど活躍した。現在は、家族と茅ヶ崎市内に暮らす。朝練があるため毎朝5時半には家を出る。「眠いですが、強くなるために当然のこと。寮のある私学には気持ちの部分でも負けたくないですね」

 〇…将来の夢を尋ねても言葉が出てこない。「すみません。今はチームのことしか頭にないです」。だが、野望はある。それは個人ではなく3年生全員の一致した思いだ。「自分たちの代で初めての甲子園を勝ち取ろう。そして、向上野球部の歴史を塗り替えよう」―。はったりでも冗談でもない。混じりっ気なしの本気を瞳ににじませた。

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