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伊勢原 社会

公開日:2026.10.30

小田急×伊勢原署×厚木署 テロ想定合同訓練 連携の一層の強化図る

  • さすまたや防護楯で犯人役を確保

    さすまたや防護楯で犯人役を確保

 小田急線伊勢原駅構内で10月21日、伊勢原警察署と厚木警察署、小田急電鉄株式会社による、テロ対策合同訓練が行われた。

 来年3月に横浜市で開催される「2027年国際園芸博覧会」を見据えるとともに、11月4日から始まる伊勢原警察署と厚木警察署の当直が一体的運用になることを踏まえ、行ったもの。訓練は、駅職員による警察への通報と避難誘導、警察による犯人の制圧逮捕などを行うことで、事案対処能力の向上や、関係機関との連携強化、両署の連携の一層の強化を図った。

 本厚木駅で乗客に対する無差別殺傷テロ事件が連続で発生し、犯人が本厚木駅から下り方面の電車に乗り逃走したと想定。小田急職員が110番通報し、それを受けた厚木署員が現場から県警本部に緊急報告。本来ならば、周辺地域での緊急配備・捜索活動および警戒がされ、指令を受けた両警察署員が、伊勢原駅に向かう。伊勢原署員が扮する犯人役は伊勢原駅で下車し、刃物を手に大声で威嚇する中、職員が対応しつつ乗客を誘導。その間に両警察署員が到着し制圧した。

 なお当日は、小田急の新入社員も参加。テロ対策訓練の後に、伊勢原署員による不審者対応訓練として護身術を習った。間合いの取り方や、2人1組になっての反応訓練、実際に腕や胸ぐらを掴まれた際の対処法などを実践した。

訓練は本番のように、本番は訓練のように

 講評として、伊勢原駅を管轄する相模大野管区の目黒靖文本厚木駅駅長は、2021年に発生した小田急線車内での刺傷事件(成城学園前〜祖師ヶ谷大倉間)や他社での類似事件を挙げ、有事への備えの重要性を強調。「警察との迅速な連絡・初動体制の確立、お客様の避難誘導を最優先課題とし、被害を最小限に抑え安心・安全の提供を目指していく」と決意を新たにした。

 伊勢原署の筧貴弘署長は「訓練は本番のように、本番は訓練のように、平時からの備えと有事の冷静な対応を。園芸博の開催を前に、観光客の増加に伴う警備・テロ対策連携を強化し、合同対応体制や沿線駅連携を深めていく」とした。

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