北の台小学校で稽古を行っている剣道場「無心会」に所属する山口美紀さん(座間市在住・24歳)と千晶さん(同・22歳)が、女子剣道で最も大きな大会「全日本女子剣道選手権大会」に姉妹で出場を決めた。大会は兵庫県姫路市の県立武道館で9月7日に行われる。
全日本女子剣道選手権大会は18歳以上の女子が対象で、県予選の優勝者と準優勝者が進むことができる。女子剣道で最も大きな大会ということもあり、全国から実力者が集まるという。
一昨年、大会史上初となる姉妹出場を果たした美紀さんと千晶さん。昨年は2人とも県予選3位と全国出場を逃した。「高校のテニス部顧問をしていたため、絶対的に稽古が足りなかった」と、美紀さんは敗因を分析する。
今年は新たに顧問になった剣道部と、母の明子さんが師範を務める道場の日々の稽古で勘を取り戻し、「絶好調だった」という美紀さん。県予選で見事優勝し、昨年の雪辱を晴らした。「2年前の全国大会は3位。今大会では優勝目指し、がんばります」と意気込みを話した。
関東学院大学で剣道部に所属する千晶さんも、姉と同じく剣道部と道場通いの稽古で県予選に挑んだ。
今大会、個人的な目標にしていた姉との対決は、全国進出が決まった決勝戦で実現する。千晶さんにとって美紀さんは超えるべき大きな壁。今年5月の国体県予選で2本負けを喫したこともあり、「少しでも粘って一矢報いたい」という気持ちで試合に臨んだ。
結果は1本負け。「前回より少し詰め寄った。次は1本取って、結果をひっくり返したい」と笑顔を見せる。全国についても「一昨年は2回戦敗退だったので、今年は前回より上にいけるよう、一戦一戦がんばります」と抱負を語った。
美紀さんは8月24日に栃木県で開催される国体の関東ブロック大会に代表選手で出場するほか、10月に行われる宮本武蔵顕彰女子剣道大会に、母の明子さんと共に神奈川県チームの選抜メンバーに選ばれている。
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