綾瀬市コミュニティバスを知っていますか？市役所を起点に走る、「かわせみ」と書いてある白いちっちゃいバスのことです。バスが小さくて、ほとんど地元の人が乗られるので運転士とお客様、またお客様同士の距離が近いのもコミュニティバスのいいところです。



　運行していると「いつものバス停で○○さん乗ってこないけれど、今日はどうしたんだろうね」とか「昨日、バスに乗ってこなかったけれど、どうしたの」と翌日聞いたりといった具合で、バス車内はお客様同士の会話でほのぼのとした雰囲気になります。たまに終点まで乗られたお客様が、降り際に「運転士さん、よかったらこれ食べて」と、あめ玉をくださったり、冬ですとみかんを一ついただいたこともありました。



　コミュニティバスは、地域住民の足であり、また地域の人たちのコミュニケーションの場でもあるように感じられます。



　家にこもってなかなか外に出ない人がコミュニティバスに乗ることで外出できたり、地域の人々と触れ合って心身ともに健康になる要素も、コミュニティバスにはあるのではないでしょうか。



　めったにありませんが、「運転士さん、いい男だねぇ」と言ってくださる年配のお客様もいます。お世辞かもしれませんが、私にとってやる気スイッチが入ってしまうのも、コミュニティバスの魅力の一つにあげさせて下さい。



　コミュニティバスに乗ってどこかへ行くのも素敵ですが、たまにはコミュニティバスに乗ること自体を目的に乗ってみるのも楽しいのではないでしょうか。コミュニティバスの速さなら、車窓からのんびりと景色が見られるので、見慣れた風景でも新鮮に感じられるのではないでしょうか。



コミュニティバスとは？



　交通の利便性向上を目的に走っているバスで、市役所を起点に５ルートあり、誰でも利用することができます。65歳以上の市民の方は、市役所で「高齢者専用乗車カード」を発行してもらうと割引で乗車できます。詳しくは綾瀬市役所都市計画課まちづくり担当へ。