連載 造園家が教えるガーデニングの豆知識 第3回 花の溢れる環境
綾瀬市内にある陽だまり公園では、ヒナゲシの仲間アイスランドポピーが満開です。ヒナゲシは虞美人やポピーとも呼ばれ、心地良いそよ風に揺れる立ち姿が初夏の花壇を美しく魅せてくれます。前の年の10月上旬に花壇に種を直播きして、発芽生長を見守りながら冬越しさせると、4月下旬から開花し始めます。
今回は、花や野菜の育成に欠かせない「肥料」についてお話します。
【園芸豆知識・肥料の覚え方】植物に必要な三大栄養素は、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)です。まずはN ・P・Kの順番で覚えて下さい。
次に、窒素分は「葉や茎」に、リン酸は「花や果実」に、カリウムは「根」にそれぞれ必要な栄養素であると覚えるために、「葉果根」(バカね)と覚えて下さい。「NPK」=「バカね」と。
肥料を買い求める時に、袋にN:P:Kが6:10:5と表示されていたら、花を充実させる目的の肥料だと分かるわけです。
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