先日の3連休(10日〜12日)、横須賀中央エリアでは観艦式や横須賀製鉄所150周年に合わせたイベントが行われ、大きな賑わいを見せた。市内外から多くの来訪客が押し寄せ、3日間で延べ7万人近くが訪れた。
10日に三笠公園で行われたのは「海上自衛隊カレーフェスタ」。護衛艦や掃海艦、潜水艦など23種類の「自衛隊カレー」を市内の店舗が忠実に再現した。
開始前から約千人の列が出来る盛況を見せ、開始から5時間で完売する店も。全体の来場者数は7500人を記録し、7000食が販売された。
翌日には国内最大級の音楽パレード「横須賀パレード」が催された。全国の海上自衛隊地方総監部音楽隊が勢揃いしたのを始め、県内のマーチングバンドや中高生など26団体、約1200人が参加。中央大通りからドブ板通り、ヴェルニー公園までの約1キロの区間で壮大な演奏を披露した。衣笠から夫婦で訪れた内田和広さんは「演奏を聞いているとこちらまで気持ちが昂る」と興奮した様子で話した。市の発表によると3カ所で合計3万人が見物したという。
レーガン開放
連休中、特に大きな盛り上がりを見せたのが12日に行われた原子力空母「ロナルド・レーガン」の一般開放。普段立ち入ることのできない空母に乗船できる機会とあって、県外からの観光客や艦船マニア、さらには祝日ということもあり、家族連れなどが長蛇の列を作った。
前日の午後10時頃から三笠公園の奥から出来始めた列は翌午前9時前には同公園内に収まりきらなくなり、入場時間を予定されていた10時から30分早めた。それでも列は伸び続け、最終的にはJR横須賀駅付近まで到達。10時半過ぎに入場制限がかけられ、並んでいた人からは不満の声があがった。実際に入場できたのは約1万5千人。米軍基地の広報担当者は「それと同数程度が入れなかったかもしれない」と推測する。
今回のイベントによる集客は飲食店に好影響があった。中央で海軍カレーなどを提供する飲食店を営む澁谷光則さんは「通常時より3割ほど客の入りが良く、大盛況」と”レーガン効果”を口にした。一方で京急電鉄の広報担当者は「駅員を増やしたが、それでも対応が後手に回るほどの人の数だった」と話していた。
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