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横須賀・三浦 文化

公開日:2016.01.08

本物にふれて、夢が鮮明に
-ソプラノ オペラ歌手 鈴木慶江(のりえ)-

  • イタリアのスカラ座博物館で

 “夢” を叶えるまでの道のりとは

どういうものなのだろうか-。

第一線で活躍してきた市にゆかりのある

著名人5 人が自分の“ハタチ” を振り返り、

門出を迎える新成人へ届けるメッセージ- 

 芸大の声楽科に現役で入った2年目、周囲は自分よりも長く声楽を続けてきた人ばかりで、「知識を埋めたい」とライブラリーやコンサートで、まさに”聴きまくって覚える”日々。ひとつハードルを越えたら、また壁がある―でも、吸収することに夢中で、その環境に身を置けることが幸せでした。



 初めての海外、イタリアに行ったのが20歳の頃。ローマで「トスカ」を観て、ミラノではイタリアオペラの最高峰、スカラ座へ。フィレンツェでは、幸運のイノシシ像に「マリア・カラスのようなオペラ歌手に」とコインで占いました。「歌をうたう生活」への期待と覚悟―。本物にふれたこの旅で、夢がさらに鮮明になりました。20歳からの10年は、失敗も含めて人間的に深さを増す時期。”本物”に出会い、今しかできないことにチャレンジしてほしい。私は今年の元日、スカイダイビングに初挑戦。大空で歌い初めをしました。何事も楽しみながら挑んでいきたいです。

 

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