西浦賀の西叶神社で今月2日夜、176年ぶりとなる本殿の大改修復工事に伴い、ご神体を仮殿にうつす神事「仮殿(かりでん)遷座祭(せんざさい)」が大勢の見物客に見守られながら執り行われた。約50人が参列。高張提灯を掲げ、松明の明かりと雅楽の演奏に合わせて参道を静々と進んだ。同神社の感見達也宮司は「絹垣」と呼ばれる白い絹の布でご神体を囲むようにして仮殿となる社務所へ運んだ。
西叶神社は平安時代の1181年に創建。現在の社殿は江戸時代後期の1842年に再建されたもので、銅板葺き屋根や本殿の漆塗りに腐食が目立つようになっていた。修繕費は約1億2千万円。本殿屋根に使用する銅板奉賛を呼び掛けており、1枚3千円で名前や願い事を記入できる。5年後の完成をめざしている。
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