野比から長沢の北下浦地区に伝わる火祭りの行事「おんべ焼き」が1月13日(日)、一斉に行われる。海岸一帯に5基の「おんべ」が組まれ、火入れを待っている=写真。
「おんべ」とは、「御幣(ごへい)」(神祭具のひとつ)のことで、地域によって「ドンドヤキ」「サイトヤキ」など呼び名は様々。大磯町の「左義長(さぎちょう)」が広く知られており、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
約10mの高さの「おんべ」は中央に松の木を立て真竹で囲んで固定する。
下から順に正月飾りや御幣が括られ、これを焼いて家内安全と無病息災を祈る。残り火で餅を焼いて食べると風邪をひかないとの言い伝えもある。
地域ごとに「おんべ」の形や火入れの仕方にも個性があり、地元有志が継承している。正月飾りなどを焼くのは地域外の人でも参加できるという。
場所と火入りの時間は下記の通り。
【野比地区】志も町内会(野比海岸公園の下あたり/午前6時30分)、中村町内会(白髭神社下の海岸/午前6時50分)、野比東町内会(サニーステージ下の海岸/午前7時)【長沢地区】長岡町内会(牧水歌碑近く/午前6時30分)、熊野神社氏子会(東部漁協北下浦支所下あたり/午前6時20分)
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