横須賀版 掲載号:2020年7月17日号 エリアトップへ

でこぼこ道の子育て記 15.今の「努力」はどこまで?一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛

掲載号:2020年7月17日号

  • LINE
  • hatena

―現在の連載は10年ほど前、子どもたちがまだ小さい頃、介護をしていたときの経験を書いたものです―

 若年性アルツハイマーと診断された義父と同居を始め、子育てと両立しながらの毎日を慌ただしく過ごしていた私。病気を受け止め、割り切るようになってからは、多少のことには動じず「これは病気のせい!」と状況を冷静に受け止められようになってきました。

 毎日同じ生活リズムで、次第に義父はそれまで続けていた日記付けとドリルを嫌がるようになっていました。病気の進行によるものなのか集中力が続かず、「考える」という行為が億劫になっているようでした。

 それでも私は、努力できるのは今しかないと、必死に励ましながら続けていたのですが、日に日に義父の抵抗は強くなり…ついには、ノートとドリルを隠してしまうように。どうしたものかと悩んだ私は夫に相談。「大変かもしれないけど続けるよう促して欲しい」と頼みました。ところが、その返答は「そこまでするのは親父が可哀そう」。確かに気持ちはわかります。だけど先のことを考えると、「今努力をしなければ進行してしまう、時間が経てばその努力すらできなくなってしまうかもしれない」―と必死に伝えました。それでも「嫌がっているのを無理にやらせたってしょうがない。進行しても仕方ないだろう」と意見は変わらず。

 私は『自分の父親に、どうしてそんなに簡単に諦めるような事を言うんだろう。介護をするのは私なのに』―と、消化することのできない思いを抱えたまま、それ以上、何も言うことができませんでした。-次回に続く
 

本まぐろ直売所

豊洲市場を仕切る大卸ならではの品揃え。8月7日~17日は毎日営業

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

横須賀版のコラム最新6

でこぼこ道の子育て記

でこぼこ道の子育て記

15.今の「努力」はどこまで?一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛

7月17日号

迅速な対応で市民の「安心」提供

コロナの今、その先─―〈保健福祉〉

迅速な対応で市民の「安心」提供

行政現場で対策に奔走する2人

6月19日号

でこぼこ道の子育て記

でこぼこ道の子育て記

14.「病気だから」割り切る気持ち一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛

6月19日号

社会を勇気づけるのは文化の役割

【Web限定記事】コロナの今、その先─ <演劇>

社会を勇気づけるのは文化の役割

横田和弘氏(神奈川県演劇連盟理事長)

6月5日号

「オンライン」必要性と現実的課題のジレンマ

【Web限定記事】コロナの今、その先─ <教育>

「オンライン」必要性と現実的課題のジレンマ

米持正伸氏(横須賀市教育委員会事務局 学校教育部部長)

6月5日号

困難な状況も悲観している暇はない

【Web限定記事】コロナの今、その先─ <スポーツ>

困難な状況も悲観している暇はない

須長由季氏(2020東京五輪 ウインドサーフィンRSX級女子代表内定)

6月5日号

あっとほーむデスク

  • 8月7日0:00更新

  • 7月31日0:00更新

  • 7月17日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

風を感じよう

ウインドサーフィン&SUP

風を感じよう

体験教室に五輪内定の須長選手

8月29日~8月30日

横須賀版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2020年8月7日号

お問い合わせ

外部リンク