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横須賀・三浦 社会

公開日:2021.07.09

いきいきシニア「元気の源」は
カブキャンプツーリングの新村真悟さん(63歳)

  • アウトドア料理はお手の物

 デコレーションした真紅のスーパーカブ(110ccバイク)にまたがり、キャンプやバーベキューが楽しめる景勝地を訪れる。三浦半島や伊豆半島の近場はホームグラウンド。気楽な一人旅もあれば、仲間と現地で合流し、焚き火を囲みながら夜通し語り合うこともある。さらには石川県の千里浜をめざして太平洋から日本海を横断するツーリング・ラリーにも参加しているなど、好奇心と行動力は衰えることがない。そんな自由気ままな休日を、「リドレ横須賀」館長の新村真悟さんは楽しんでいる。

冒険心を山積みにして

 「我々カブファンはその持ち主を、愛着を込めて”カブ主”と呼んでいる」と新村さん。”カブヌシ総会”と称するファンコミュニティも存在しているなど、愛用者は増えており、全国的にブームになっているそうだ。人気の理由はタフで頑丈なところ。新聞配達に使われているのは有名で、厳しい環境や悪路に強く、燃費性能も群を抜く。装飾などカスタマイズの楽しさもあるという。新村さんは、還暦記念の「赤いちゃんちゃんこ」代わりにこの愛車を購入した。

 後部の荷台に設置した自作のジュラルミンボックスが自慢だ。実はこれ、箱を開けると調理台に早変わりする。キャンプ用の卓上コンロがうまい具合に配置されており、キッチンさながらの機能を備える。新村さんは親しみたっぷりに「キッチンカブ」と命名しており、現地のスーパーや直売所を訪れて地場産の新鮮な食材を入手し、手際よく料理の腕を振るう。

ミニマリスト

 テント、テーブル、イスなどをすべて収めるこのバイクには、積載量を高める工夫が随所に凝らされている。フロントキャリアはもちろん、後輪側の両サイドには、折りたたみ式の自転車かごを取り付けた。これが調理時に生ごみ入れになるなど合理性も兼ね備える。「必要な荷物を絞り込んで出発する。ゴミを出さないために使い捨ての食器は使用しないなど、自分なりの楽しみ方とルールがようやく確立してきた」と新村さん。四国を旅したこともあり、「制約のある中でどれだけ快適かつ、優雅な時間を過ごせるか。これを突き詰めていくと、自然の中で感覚が研ぎ澄まされていく」と笑顔で話してくれた。

 かつては「さいか屋横須賀店」で食品バイヤーなどを務めていた百貨店マン。地域での人脈や企画力を買われ、57歳で早期退職し、2016年のオープン時から「リドレ横須賀」で館長を務めている。自宅がある藤沢市からバイクを駆って出勤することもあるという。国道134号線の渋滞を横目に颯爽と風を切って走る姿は”いきいきシニア”そのままだ。

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