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横須賀・三浦 文化

公開日:2021.12.03

3人組バンド
「横須賀の景色、歌に乗せて」
新曲リリースで自主企画ライブ

  • 実家の電器店の前に立つ(左から)川口樹生さん・淳太さん兄弟と梶原さん

 横須賀発ロックバンド「Fallsheep(フォールシープ)s(ス)」が11月12日、5枚目のシングル『ふところ』を配信リリースした。12月10日(金)には、横須賀かぼちゃ屋(本町)で自主企画ライブを開催する。

 ボーカル&ギターを務める川口淳太さん(27)の実家は、金谷にある電器店「マック・カワグチ」。父の利一さんの影響で、幼い頃からパンクロックを耳にして育った。中学からギターを始め、音楽性が近い弟の樹生さん(20)をドラムに、長沢在住の梶原佳香さん(24)をベースに誘い、2018年に3人でバンドを結成。市内のインディーズレーベル「inner space lab」に所属している。

 90年代のロックサウンドと物憂げなコーラスが溶け込んだ今作。作詞作曲を手掛けた淳太さんは「海や山が共存する横須賀で暮らす人々の何気ない日常を曲にした。歌うことで地元カルチャーを盛り上げたい」と熱を帯びた口調で語る。

 来春の完成をめざして現在、ファーストフルアルバムを制作中。会社や大学に通う傍ら、自らの道を突き進む息子たちを見つめ、利一さんは「好きなことを貫く姿が親孝行だ」と微笑んだ。

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