京急グループは、1985年の開業以来、横須賀・東海岸エリア観光の中核を担ってきた「観音崎京急ホテル」の営業を2022年9月末で終了すると発表。来春以降に「共立メンテナンス」の新ホテルとしてリニューアルオープンする。
同グループ企業の「京浜急行電鉄株式会社」が総合経営計画に掲げる「都市近郊リゾートみうらの創出」を目指し、三浦半島のエリアマネジメント(民間主体でまちづくりや地域経営を行うこと)の強化を目的に「ラビスタ東京ベイ」をはじめとする大衆向け高級リゾート事業を全国37カ所で展開している「株式会社共立メンテナンス」と連携。また施設に隣接する県立観音崎公園の管理運営を、グループ企業の京急サービスと神奈川県公園協会が22年4月から指定管理者として受託している。今回のリニューアルによってエリア全体の観光活性化や魅力向上などを更に加速させる狙いがある。
36年のあゆみ
走水海岸から観音崎の間に立地する「観音崎京急ホテル」は創業36年。宿泊施設のほか、敷地内には小田和正さんらがレコーディングを行った「観音崎マリンスタジオ」(現在はチャペル)があったことで知られる。また05年からは温浴施設「SPASSO」、17年からはグランピングを楽しめる「snow peak glamping京急観音崎」も運営し、東海岸エリアの観光をけん引してきた。いずれも22年9月30日(金)で営業を終了し、リニューアル工事のため全館休館となる。ホテルの建物は取り壊さず内装などを刷新。リニューアル後の温浴施設とグランピング施設の営業に関しては未定という。新ホテルは23年春から初夏頃の開業を目指している。京急グループは20年に城ヶ島京急ホテルを閉館し、跡地に温泉旅館「ふふ城ヶ島(仮称)」の開業準備を進めている。
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