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公開日:2023.01.06

横須賀市
スポーツ軸に久里浜活性
マリノスや鉄道会社と連携

  • 久里浜への集客促進や魅力発信などで連携する

  • 練習場はJR・京急久里浜駅から徒歩約10分(横須賀市提供)

 横須賀市は、横浜マリノス(株)、(一社)F・マリノススポーツクラブ、東日本旅客鉄道(株)、京浜急行電鉄(株)と「久里浜地区のスポーツを核としたまちづくりに関する五者連携基本協定」を12月26日に締結した。シンボルマークとなる共通ロゴの制作、マリノスをイメージした路面や電柱装飾、イベント開催、情報発信などを一体となって展開。スポーツによる魅力ある久里浜のまちづくりに取り組む。

 今年5月のフルオープンに向けて久里浜1丁目公園内で整備が進むサッカーJ1「横浜F・マリノス」の新たな練習拠点。この開設を契機に久里浜の魅力を高めようと、「もっとワクワクする街へ」を掲げて自治体、クラブ、鉄道会社がタッグを組んだ。

 連携項目は、【1】スポーツの振興に関すること【2】地域の活性化に関すること【3】JR横須賀線および京急線をはじめとする公共交通機関の利用促進に資すること【4】横浜マリノス、F・マリノススポーツクラブ、JR、京浜急行のファン獲得に関すること【5】利用者や市民が久里浜地区に再訪してもらえる取り組みに関すること-の5つ。今後は五者をモチーフに作られた共通ロゴを活用したPR、訪れたファン・サポーターの久里浜商店街や市内観光名所への周遊促進、地域交流イベントの開催などで多角的に連携。スポーツと地域資源が融合した新たな観光手法「スポーツツーリズム」の基盤作りにも乗り出していく。

歓迎ムード醸成

 市とクラブは、2019年の拠点整備に関わる基本協定締結後からデザインナンバープレートの交付や子ども向けサッカー教室の開催、試合観戦招待などを通じて、市内の応援機運を醸成。上地克明市長もあいさつでこれまでの取り組みを振り返り、「整備事業は市長就任以来の最重点施策で注力してきた。J1連覇に向けてホームタウンとして強くサポートしていきたい」と述べた。

 また、地元久里浜の商店街では、12月から街灯や路上変圧器をマリノス仕様にラッピングして、早くも歓迎ムード。クラブとコラボした新名物の開発にも取り組んでいるという。

”マリノスパーク”誕生へ

 同日に行われた記者会見では新練習場の名称も発表され、「F・マリノス スポーツパーク〜トリコロール ベース クリハマ〜」と決定した。「公園のように開かれた場所として人が集い、地域振興の中心になれるように」との思いが込められているという。

 敷地は約3・6ヘクタール。フルサイズのグラウンドが2面(天然芝)、トレーニング施設やミーティングルームを備えたクラブハウス、約500人収容可能な観覧席、一般利用ができる人工芝のフットサルコートや飲食施設、駐車場などを有し、1月から一部施設の供用を開始する。

 なお、施設は横須賀市が整備、マリノスは公園施設使用料等を負担し、25年間管理する。

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