三浦半島 草花歳時記 最終回 クリスマスに飾る「ヒイラギ」 文・写真 金子昇
楽しいクリスマスが近づいてきました。クリスマスの飾り物の一つに、赤い実をつけたヒイラギの葉を目にします。しかしこのヒイラギは、日本産の「ヒイラギ」(モクセイ科)ではなく、外国産で赤い実がなるモチノキ科の「セイヨウヒイラギ」(モチノキ科・クリスマスホリーの名で流通)や「アメリカヒイラギ」または「シナヒイラギ」が使われています。
両者の違いは、日本産のヒイラギ(柊)は葉が対生で、初冬に白い花をつけ、翌年の6〜7月に黒紫色の実をつけます。一方セイヨウヒイラギは葉が互生で、初冬に赤い実をつけます。また日本産の方が鋭い刺になります。
ヒイラギの名の由来は刺でヒリヒリと痛いので、痛みを表す「疼(ひいら)ぐ」から「疼木」(ヒイラギ)となりました。また節分の日には鋭い棘が鬼の目を刺して追いはらうので、ヒイラギの枝とイワシの頭(悪臭)を門口に取り付ける風習があります。
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