神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀・三浦版 公開:2025年3月14日 エリアトップへ

いきいきシニア「元気の源」は 尾上町シニアクラブ 真鍋よし子さん(76)/ 三浦市尾上町在住

社会

公開:2025年3月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
いきいきシニア「元気の源」は

「好き」に没頭 貝殻アート

 そこはまるで小さな美術館。ユニークな表情を浮かべるカエルの置き物やウインドチャイム、本物そっくりの生け花が自宅の一室にずらりと並ぶ。貝殻を使った手芸を始めて約20年。尾上町シニアクラブでは特技を生かした季節ごとの行事や講師役も務めてきた、地元同世代のけん引役だ。

 三浦市社会福祉協議会を定年退職後はケアマネジャーの資格を取得し、介護支援に携わった。

 きっかけは社協時代、重度障害者が貝殻で花を作るワークショップを見て。元々の手先の器用さに生け花の心得もあり、興味を惹かれた。見よう見まねで初めて作ったのは花のブローチ。好きと感じたものは何でも手を出す質だが、これはとりわけ「病みつきになっちゃった」。

 素材の貝殻は全て三浦海岸で拾い集めたもの。現役時代は仕事帰りに三浦海岸に通い、日暮れまで素材探しに没頭した。

 二枚貝に巻貝、ツノのような貝。名前は分からないが、眺めていると不思議とさまざまな形に見えてくる。開いた二枚貝を口に見立て、目をつけると満面の笑みを浮かべるカエルに。色がついた貝殻は帽子や前掛けをつければ愛らしさ満点の作品の完成だ。

 作品はことあるごとに友人や知人に譲り、これでもずいぶん少なくなった。息子が経営する接骨院の患者さんが入院すると聞いたときには「無事に自宅に”カエル”ように」と手渡すと大層喜ばれた。心を込めた作品が人に喜ばれるのも、長年制作を続けるモチベーションだ。

 夫の介護もあり、現在創作は休止中だが、頭の中にはアイデアが詰まっている。「時間にゆとりができたら有志を集めた教室や作品展もできたら」と構想を巡らす。好きを追求し、形にすることが元気の源。これまでも、これからも。

本まぐろ直売所

4/25~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

横須賀・三浦版のローカルニュース最新6

スポーツ振興の意義議論

条例制定目指す横須賀市議会

スポーツ振興の意義議論

市民の健康増進、地域活性

4月25日

三浦の食文化向上願う

三崎海南神社

三浦の食文化向上願う

華麗な包丁さばき「食の神」に感謝

4月25日

シティサポート500万円寄附

シティサポート500万円寄附

横須賀市が感謝状

4月25日

本堂でクラシック

本堂でクラシック

大光寺でコンサート

4月25日

三浦海岸「ねもマ」

三浦海岸「ねもマ」

逸品集う青空市

4月25日

浦賀で造られた艦船ジオラマ

模型サークルおおなみ会

浦賀で造られた艦船ジオラマ

4月25日

湘南巻き爪矯正院 

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://shonanmakitume.com/yokosuka/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第44回 横須賀編【10】文・写真 藤野浩章

    4月25日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第43回 横須賀編【9】文・写真 藤野浩章

    4月18日

  • わたしのまちでいきる

    わたしのまちでいきる

    【37】息子視点も織り交ぜ発信「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」

    4月18日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook