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横須賀・三浦 教育

公開日:2026.03.13

追浜高校定時制
夢追い巣立つ夜の学び舎
外国籍生徒と教諭の絆

  • 外国籍の卒業生と担任の菊地教諭(左端)

    外国籍の卒業生と担任の菊地教諭(左端)

 日が落ちて暗くなった3月3日午後6時、追浜高校の体育館で定時制の卒業式が始まった。

 4年間の課程を終え、この日卒業を迎えた10人の半数はネパール、ミャンマー、ペルー、フィリピンの外国籍。外国人が多く住む横浜からも通いやすい京急沿線の立地もあるが、これほど多い学年は珍しいという。

 入学当初は読み書きはおろか、日本語での会話すらままならない生徒が多かった。しかし、卒業式後のホームルームでは一人ずつ教壇に立ち、日本語で4年間の思い出を発表。親身な教員への感謝を語り、感極まり涙する生徒の姿も見られた。

 2021年の軍事クーデターによる治安悪化を機に来日したミャンマー人女性のカイン・ピュ・ピュ・テインさんも卒業生の一人。日本での就労を見据えて入学し、翻訳アプリを活用して授業を受け、帰宅後は通信講座で日本語習得に励んだ。異国の地で学ぶ不安や苦労を和らげたのは国を超えた級友の存在。「色々な国の人が頑張っている姿を見て安心できた」。今後は日本で美容師の資格取得を目指すという。

 教科書などすべてにルビを振るなど、生徒の成長を支えた教員らのきめ細やかなサポート。担任の菊地勇人教諭は、「彼らが努力して伸びていく姿を見れば、苦にはならなかった」と話した。

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