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横須賀・三浦版 公開:2025年4月18日 エリアトップへ

「MISAKIぐるぐる春まつり」の副実行委員長を務める 安原 芳宣(よしのり)さん 三浦市三崎町小網代在住 65歳

公開:2025年4月18日

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安原 芳宣(よしのり)さん

「一生よそ者でいい」

 ○…潮風がそよぎ、港町ならではの風情と人情味があふれる。「マグロのまち」に留まらない奥深さに、心底惚れた。下町エリアの魅力を知ってもらおうと10年前に有志と始めた地域周遊型イベントは、みうら夜市や三浦海岸桜まつりと並ぶ風物詩に成長した。訪れる人々に三浦や三崎をただ好きになってもらいたい―。思いはシンプルだ。

 ○…16年前、後に再婚する妻を追って都内から移り住んだ。元々は縁もゆかりもない場所だったが、不思議と「空気がすごく肌に合った」。天気の移ろいや自然が近くに感じられる。心が自由になっていく感覚は環境がそうさせたのかもしれない。都会の暮らしと今、どちらが良いかとの問いに「こっち」と即答するほど三崎の生活に染まった。海の近くでカフェを開業する念願を叶え、現在は三崎漁港近くでアンティークショップ「古道具ROJI」を営む。まちを歩けば皆が顔馴染み。「昔と比べたらあいさつの数が100倍くらいに増えた」と笑う。

 ○…三崎は第二の故郷とも言える場所になった一方、移住者としての自覚は持ち続けている。人口減少や少子高齢化はまちの喫緊の課題。衰退に抗うためには古き良きを大切にしつつ新しい価値観を取り入れる外からの視点が必要のはず。だから自分はむしろ、「一生よそ者でいい」。マップ片手に個性ある店を巡ってもらい、三崎の魅力の再発見につなげる仕掛けもそんな発想からだ。

 ○…移住検討者の相談に乗る活動にも長年取り組む。かつて行動を共にした市民グループとは考えの違いから袂を分かったが、それもまた、まちの未来を本気で思うが故だ。違うと思ったら黙っていられない。今さら信条も変えられない。自分のスタイルでまちを応援していく。それだけだ。

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