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横須賀・三浦 人物風土記

公開日:2026.02.06

小栗忠順の生涯を描いた歌劇にラッパーとして参加する
COMA-CHIさん
横須賀市在住 41歳

  • COMA-CHIさん (写真1)

言葉の弾丸で時代を拓く

 ○…小栗忠順をテーマにした歌劇の舞台で、オープニングとエンディングの音楽を担当する。「いかなる状況に置かれても、己の信念を曲げずに突き進むこと」。自身の半生とオーバーラップする小栗の生き様をリリックに落とし込み、ステージでビートを刻む。

 ○…等身大の感情や主張をリズムに乗せて届けるラップとの出会いは中学生の頃。歌い手の熱いメッセージがダイレクトに響く力強さに衝撃を受け、どっぷりと浸かった。日常会話でも韻を踏むことを意識し、頭に浮かぶ言葉を伝える表現力を磨く日々。「誰も手掛けていない領域を切り拓くことが好き」という負けん気の強さで、圧倒的な男性社会だったラップ界に堂々と飛び込んだ。

 ○…満を持して迎えた2005年の「B―BOY PARK MCバトル」への挑戦。即興で韻を踏み、「言い返し」のうまさを競う国内最大級の大会だ。誰も予想しなかった女性ラッパーの快進撃は止まらず、ついに迎えた決勝の舞台は国技館の土俵。「想定外」の事態に女人禁制の土俵への立ち入りについて審議されたが、「相撲ではない」との理由で出場が認められた。結果は準優勝。「女がマイクを握れば盛り下がるという空気感を、少しは変えられた」。女性蔑視の色合いが濃かった世界に風穴を開けてみせた。

 ○…和楽器とヒップホップを融合させた楽曲「Iyasaka」。「老若男女が親しめるもの」と新境地を開拓した曲とともに、昨年、優れたアーティストとしてグラミー賞の主催団体により世界へ紹介された。平安時代に活躍した六人の歌人「六歌仙」で唯一の女性、小野小町にあやかった芸名。女性ラッパーの確固たる地位を築くべく、また一段をかけのぼった。

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