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横須賀・三浦 トップニュース社会

公開日:2025.07.18

三浦市在住下里さん
歌って踊って魅力発信
市拠点アーティストグループ発足へ

  • オーディションのチラシを手にする下里さん

 三浦市を拠点にアーティストを育成するプロジェクト「MiU─La(ミユーラ)」が走り出した。手掛けるのは市内在住の下里真里さん(39)。現在オーディションでメンバーを募っており、年齢や性別は問わない。選出後は、市内でのライブや配信活動などを通して、市の魅力発信、ゆくゆくは全国での活動も視野に入れる。下里さんは「市民に愛されるグループになれば」と話している。

 下里さんは横浜市出身。長年アーティストのマネジメントやイベントの企画・運営に携わってきた経験を持つ。特に、カリブ海諸国の音楽ジャンル「ソカ」のダンスやミュージシャンのプロデュース業を営んできた。2021年に結婚を機に三浦市へ移住して以来、人口減少や少子高齢化など市の課題に触れ、今回のプロジェクトを構想。「三浦市は自然も豊かでポテンシャルがある。活動を見て、『三浦市に来てみたい、移住してみたい』と思ってもらいたい」

郷土愛「探究型」で醸成

 単なる芸能活動に留まらない点が特徴だ。参加メンバーは、下里さんによるダンスや歌のレッスンを受けながら、若い世代は地域貢献をテーマにした「探究型学習」にも取り組む。動画投稿サイト「YouTube」などを活用し、自分たちの視点で地域の魅力を発信。三浦市を知ってもらうきっかけ作りや、郷土愛醸成も視野に入れている。

市民の手借りながら

 楽曲制作はAI技術を導入。その音源を三浦市出身の若手クリエイターがブラッシュアップするという、地域と最新技術を融合させたユニークな試みも。

 活動資金は市民からの寄付やグッズ販売、ライブ出演料などを充てる予定で、レッスン料は無料。「市民に愛されるグループを作り、市民は安価でライブを楽しめるような仕組みも考えていきたい」と構想を語る。

 将来的な目標として、ミニアルバムの制作や「うらり」などで大型ライブ開催を掲げる。オーディションは一次が書類審査で、8月10日(日)まで受け付ける。15日(金)までに合格者に連絡し、二次審査は20日(水)に市内のスタジオで対面形式の面接が予定されている。募集人数の規定は無く、三浦市に通える人ならだれでも応募可能。グループ名は公募で決定する。詳細は「MiU─Laプロジェクト」で検索。

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