横須賀・三浦 文化
公開日:2025.07.25
横須賀美術館「山本理顕展」
設計思想を詳らかにする
60点の模型や図面、スケッチなど
2024年プリツカー賞受賞建築家の山本理顕氏の50年にわたる設計活動に焦点を当てた「山本理顕展─コミュニティーと建築─」が横須賀美術館(鴨居4の1)で始まった。11月3日まで。
山本氏は建築上のパブリックとプライベートの境界を「閾(しきい)」と呼び、地域とのつながりを生む空間として重要視している。今回はおよそ60点の模型や図面、スケッチ、ドローイングで山本氏が社会や文化に問いかけてきた設計思想を浮き彫りにしていく。展示物の中には、建設されずに幻となった設計案も含まれているなど興味深い構成となっている。
代表作の一つで07年に開館した横須賀美術館は山本氏がはじめて手掛けた美術館建築である。背後に控える森など周囲の景観に溶け込む外観、館内に自然光を取り込むための大きな丸い窓などが特徴的。美術作品にとって太陽光は作品の色身を変えてしまう天敵とされているが、緻密に設計された窓の配置に山本氏の美学や哲学を感じることができる。
観覧料は大人2千円、大学生・65歳以上1千円、高校生500円、中学生以下無料。
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