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公開日:2025.09.05

三浦市のご当地グループ
歌に踊り、9人が魅力を発信

  • 三浦海岸で壇上に上がったメンバーと下里さんら

 三浦市を拠点に市の魅力発信などを行うご当地アーティストグループが始動した。市内在住の下里真里さんが手掛けているプロジェクト「MiU─La(ミューラ)」の一環で、オーディションを経た5歳から13歳までの9人が選ばれた。8月31日には三浦海岸の特設ステージでメンバーのお披露目が行われ、約200人の観衆の前で「三浦を世界に」「みんなを笑顔にしたい」とメンバーが抱負を語った。2026年夏頃の楽曲リリースに向け、稽古に励んでいくという。下里さんは「たくさんの人に素敵な市だと感じてもらい、遊びに来たり、移住したりと市を盛り上げるきっかけになれば」と話している。

オール三浦・横須賀

 メンバーに選出されたのは鈴木亜琉(ある)さん(13歳)、鈴木和花(のどか)さん(13歳)、山田結愛(ゆあ)さん(12歳)、滝口桜也(さくや)さん(12歳)、鈴木愛南さん(11歳)、鈴木凰晟(おうせい)さん(7歳)、滝口向日葵(ひまり)さん(7歳)、竹内翠杏(すず)さん(6歳)、大用詩大(うた)さん(5歳)の9人。全員が三浦、横須賀市出身の地元勢だ。

 メンバーは8月に行われたオーディションで選出。応募のあった5歳から40代までの約20人の中から書類選考の一次、対面形式の面接だった二次を通過し、晴れてグループの一員となった。インフルエンサーに憧れがあって応募したという最年長の鈴木亜琉さんは「メンバーはみんな明るくて三浦市のことが大好き。有名になって三浦の魅力を伝えていきたい」と意気込みはばっちりだ。

住みたいまちに

 プロジェクトをけん引する真里さんは横浜市出身で、長年アーティストのマネジメントやイベントの企画・運営に携わってきた経験を持つ。中でも、カリブ海諸国の音楽ジャンル「ソカ」のダンスやミュージシャンのプロデュース業を営んできた。4年前に三浦市へ移住し、人口減少や少子高齢化など、市の課題を解決する狙いもあって今回のプロジェクトを構想した。

市民とともに形作る

 メンバーは今後、下里さんによるレッスンのほか、コーチとしてチームに参加している市内在住の下里明美さん(78)の歌の指導を週に1度ほど受ける。「ダンス未経験者が多いので、この半年は基礎を磨いていく」と真里さん。また、月1回を目標にメンバー会議を開く。動画共有サイト「YouTube」に投稿する企画案を出すほか、市の課題解決に向けてできることなどをテーマに話し合うという。また、若い世代が地元に誇りを持ち、自らの力で三浦市の魅力を伝えられるよう地域貢献をテーマにした「探究型学習」も取り入れる。

 これらを通して、来夏の楽曲リリースを見据える。楽曲制作はAI技術を活用し、生成された大まかな音源を三浦市出身のクリエイターが細部を調整し、歌にするというユニークな取り組みも行っていく。

 グループ名は未定。スタジオや練習にかかる費用などの活動資金は市民からの寄付やライブ出演料などを充てる予定だ。「市民に応援してもらえるアーティストに育ってくれれば」と真里さん。詳細は「MiU-Laプロジェクト」で検索する。

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