横須賀・三浦 トップニュース文化
公開日:2025.09.26
大楠観光協会
伝えるは西地区の日常
地域ぐるみで広報誌創刊
大楠観光協会は、大楠地域の自然環境や郷土史、イベント情報などを発信する広報誌「おおぐすの、」を創刊した。同協会を中心に地元住民や移住者のクリエイターらが協力して制作したもので、同地域へ各戸配布されている。第2刊は10月中を目途に配布が行われる見通しで、年2回の発行を目指している。
冊子はA4判フルカラーで10数ページ。創刊号では大楠山の登山コース紹介や春の動植物一覧、地域に住まう「若者」と「大人」に焦点を当てたインタビュー記事など、きらりと光る地域情報をふんだんに詰め込んだ。制作にはプロカメラマンやデザイナーも参画。創作意欲を刺激する豊かな自然が残る秋谷など、西地区はクリエイターの移住や二拠点生活の場となるケースも多い。今回、冊子にはそうした移住者らも制作に協力しており、地元住民だけでなく、多角的な視点から地域を描いている。
昨年4月から同協会の会長に就任した浄楽寺副住職の土川憲弥さんを中心に同誌の構想が始まった。「文化やイベントの情報を一手に集約して発信する媒体がなかった。また、制作を通して様々な団体と活動していくことで横のつながりを醸成し地域の持続性を図れたら」と狙いを話す。
約6千部発行。西行政センターなどで受け取れる。今後は同協会HPなどにデータ版を掲示することも想定している。
地域の縁を結び直す 創刊記念イベントに50人
「大楠の魅力、手に取ってみて」--。大楠観光協会がオリジナルの広報誌「おおぐすの、」を今春創刊した。9月20日には浄楽寺(横須賀市芦名)で創刊記念イベントが行われ、制作に携わった関係者から地元住民まで約50人が参加した。冒頭であいさつに立った土川憲弥会長は「多くの方にご協力いただき、創刊できた。友人やご家族と一緒に大楠の魅力を話す機会になれば」と話した。
この日は「フィルム」で映写機を回し続けているボランティア団体「16ミリ試写室」による市制70周年の際に作られた横須賀の郷土や歴史を伝えるフィルムの上演や「西海岸もりあげ隊」の今昔写真展、「大楠野草部」は大楠地区の草花を使用したお茶をふるまうなど、交流を楽しんだ。
創刊号発行後、手に取った読者から「もっと見たい」と要望があったことを踏まえ、4ページ増となる第2刊。大楠山のシンボルである「灯台のような建物」の秘密に迫った記事や、ひょうたん作りに勤しむ人への取材、大楠の温泉の歴史など盛りだくさんの内容だ。これらは企画立案から取材、レイアウト、ライティングまで一貫して、同協会や地域住民らが作り上げている。
同協会では今後、広報誌での発信のほか、SNSでのイベント情報周知などと合わせて、広域に魅力を伝えていく。
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