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横須賀・三浦 社会

公開日:2025.10.17

長沢中
横須賀の魅力ふんだんに
生徒主導で返礼品開発

  • クッキーの試作品を持つ岩崎さん(左)と大沼さん

 長沢中学校2年生の生徒が地域の事業者などと協力し、市のふるさと納税品の開発を進めている。このほど完成した第一号商品である冷凍ショートケーキ「季の小瓶」が10月16日からふるさと納税サイトで掲出されている。市の人口減少をテーマに行われている総合的な学習の一環で実施しており、市創業・新産業支援課によると10月9日時点で、同校から18の商品案が届いているという。

 鈴木杏莉さん、脇野愛咲さん、高橋那月さんが追浜銀座通り商店会のケーキ屋「パティスリーハダ」の羽田真也さんに協力を依頼し、完成させた。鈴木さんは「皆さんの協力で想像以上の商品ができた。返礼品を通して横須賀の良いところを伝えられたら」と話している。

 3人は、地場産野菜や果実を使用した返礼品開発を視野に活動を開始。当初、別の業者との商品化を進めていたが、製造上の問題で計画が白紙となり、一からやり直すことに。今年4月頃、生徒たちはふるさと納税サイトやインターネットで検索し、パティスリーハダにたどり着き、商品化の相談を持ちかけた。

 生徒らは絵コンテを作ったり、仕入先となる農家へ直接交渉したりするなどで開発を進めてきた。商品名や瓶のデザインなども一貫して生徒が作成。食材はミカンやイチゴ、今後はメロンなど、その時々の地場産旬食材を使用する。ふるさと納税は3瓶1セット、今後パティスリーハダの店頭でも販売予定だ。

風味香るカレー菓子

 「返礼品の中にクッキーがあまり多くないことに着目した」と話すのは、岩崎晴斗さんと大沼蒼さん。よこすか海軍カレーにヒントを得たカレー味のチョコクッキー「スパイス航海クッキー」を試作中。地域の特産品と組み合わせることで付加価値を生み出している。

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