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横須賀・三浦 トップニュース社会

公開日:2025.10.17

衣笠商店街
買い物ついでにお手伝い
「きぬがサポーター」を新設

  • 午前中を中心に多くの買い物客でにぎわう衣笠商店街

 横須賀市の衣笠商店街が、新たな取り組みとして「きぬがサポーター」の募集を始めた。商店街利用者などに、交流や生きがいづくりに役立ててもらうことが狙い。チラシを作成して参加を呼び掛けている。

 きぬがサポーターとは、商店街が主催するイベントや清掃活動などを手伝う有償ボランティア制度。2時間の活動の謝礼として、商店街で使用できる買物券がもらえる仕組みだ。

 個人商店が多く、昭和の雰囲気が色濃く残る同商店街。病院や金融機関が集中する衣笠駅に近いエリアということもあり、店が開店し始める9時頃には多くの買い物客でにぎわう。ファストフード店などには高齢者のグループが目立つなど、商店街が地域の憩いの場として機能している一面もある。

働くことで生きがい

 こうした特徴に着目し、「商店街に来る高齢者は元気な方が多く、買い物ついでに仲間と交流を楽しむ様子を目にする。せっかくなら、商店街活動に参加してもらうことで生きがいを得る機会も提供できないか」と、今回の制度を発案した同商店街副会長の中西真理さん。2年前に始め、毎日多くの来街者が参加するラジオ体操の取り組みは出会いの場にもなっており、同様の効果も期待している。

活躍の場を新設中

 商店街の多目的スペース「ガレリア」には、キッチンを新設中。完成後には、認知症の人や家族らが集う「オレンジカフェ」の実施を企画している。さらに、「まちなかキッズパーク」が老朽化で閉鎖したことを受け、新たな子どもの遊び場としての利用も検討しており、これらもサポーターの活動機会とする考えだという。

 サポーターの年齢や性別は不問。登録制で簡単な面談あり。問い合わせは同商店街事務局【電話】046・851・2310。

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