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横須賀・三浦 社会

公開日:2026.01.16

海洋研究の旗艦「みらい」退役
1月25日に最後の一般公開

  • 海洋地球研究船「みらい」/©JAMSTEC

 横須賀市夏島町に本部を置く海洋研究開発機構(JAMSTEC)の海洋地球研究船「みらい」が、昨年12月に28年間にわたる任務を終え、退役した。日本の海洋観測の屋台骨を支え、海洋地球の観測研究に大きく貢献してきた同船。その功績を称え1月24日(土)に退役記念シンポジウム、25日(日)は、船舶が一般公開される。同機構と横須賀市の主催。

原子力船から「みらい」へ

 「みらい」の歩みは、日本の科学技術の結集そのものだった。その前身は日本初の原子力船「むつ」。1997年にディーゼルエンジンを主機関とする最新鋭の観測船として生まれ変わり、それまで困難だった極寒の海や荒天時の観測を可能にした。全長128・5メートル、8706トンというサイズは、荒波の中でも安定したデータ取得を可能にするための武器でもあった。

 28年間の航海距離は約230万Km(地球58周分)に及ぶ。北極航海は20回を超え、深刻化する海氷減少の実態を世界に警告した。気候変動現象や地球温暖化の調査など、人類の未来を占う研究において、世界中の科学者から一目置かれる「動く海洋研究所」だった。

 現在、みらいの業務を引き継ぐ予定の「みらいII」の建造が進んでおり、今年11月頃の竣工を目指している。

最後の勇姿を披露

 最後の姿を披露する「船舶一般公開」は1月25日、横須賀新港ふ頭で行われる。時間は午前10時から午後3時まで。予約不要で船内を見学できる貴重な機会となっており、見学者には記念品も用意されている(数量限定)。当日は午前9時45分の開会式に続き、10時からは横須賀総合高校吹奏楽部による演奏も予定。フードトラックの出店もある。

 24日午後2時からは、久里浜の横須賀総合高校でシンポジウムを開催。同機構の研究者が成果や思い出を語る。定員300人で、1月19日(月)午後5時までの事前申込制(先着順)。

 また、両日、「いちご よこすかポートマーケット」での記念展示や模型公開のほか、通常第3土・日曜日の「横須賀朝市」を今月に限りイベントに合わせて開催するなど、周辺施設との連動企画も目白押しだ。

 詳細や問合せは市都市戦略課【電話】046・822・8258。

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