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公開日:2026.02.06

横須賀港の漂着ごみ解消へ
新ダストフェンスで効果検証

  • 海洋ごみをフェンスに設置した回収ネットに誘引する

    海洋ごみをフェンスに設置した回収ネットに誘引する

 横須賀市は、本町の住友生命護岸(コースカ前護岸)に漂着する海洋ごみ対策として、ダストフェンスメーカーや市内に所在する研究機関と連携した実証実験に着手した。湾の最奥部前に回収機能を持たせた新タイプのダストフェンスを設置することでごみの漂着を防ぐ。3月末頃まで実施し、効果検証を行う。

 現場となる護岸一帯(約30メートル幅)は横須賀港の最奥部に位置し、冬場は北風の影響でペットボトルやプラスチック容器、木片などが大量に漂着する。これらの大半は都内の河川から東京湾へ流出したもので、海流と風向きによってこの地点に押し寄せられる構図となっている。

 当該エリアは、ヴェルニー公園から「YOKOSUKA軍港めぐり」の乗船桟橋へと続く主要な観光動線にあり、隣接するカフェの窓からも滞留しているごみが視界に入るなど、景観の悪化が長年の懸案となっていた。

 これまでは対策として、施設所有者のコースカがダストフェンスを設置し、市も漂着ごみが多くなる10月から3月まではシルバー人材センターへ週5回の清掃を委託して回収を行ってきたが、フェンスを越えて侵入するごみとの「いたちごっこ」に頭を悩ませていた。

 今回の実証実験では、産業資材メーカーの前田工繊が、従来のごみを遮断する機能だけでなく、ポンプで水流を発生させて回収ネットに誘引する新タイプのフェンスを導入して効果検証を行う。

 市内に拠点を置く国土技術政策総合研究所と港湾空港技術研究所は、海流や潮位に関する知見の提供を行うほか、次年度以降に室内実験を行うなどして今回の手法の有用性について助言を行う。海洋研究開発機構も既設の監視カメラによる画像提供などで協力。市は全体の調整役を務めるほか、回収されたごみの撤去を担う。

 市港湾部では、「最新技術の導入により、清掃の負担軽減と海洋環境の保全を両立させたい」としている。

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