東京大学三崎臨海実験所 海の生物と触れ合う 一般公開に多くの人出
貴重な海の生物標本などの資料が集められた東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所(東京大学三崎臨海実験所)の展示室が6日一般公開され、多くの人が訪れた。訪れた人達は、普段見ることが出来ない海洋生物の標本や資料を前に、研究員の解説を頷きながら聞き入っていた。
同実験所の資料等は、通常研究者か学生が主に研究資料や勉強のために利用している。しかし、同実験所は2012年に三浦市と連携協定を締結後、海洋教育を広げるために一般公開する準備を進め、このほどの公開となった。
展示室には標本や写真など数百点にも及ぶ資料が集められている。また、実験所の歴史などが記されたものも展示されている。
子どもと一緒に来たという小山さんは「子どもが海の生物に興味を持っているので一緒に来た。このような機会はめったにないので、貴重な体験になった」。海洋学科を専攻しているという大学生の小蕎さんと高見さんは「標本など参考になった。今後に生かせる」と、2人とも少し興奮気味に語った。同実験所では「今回の一般公開には、市内のほか市外から多くの人たちに来ていただいた。今後の一般公開は現時点では未定だが、多くの方に見てもらえるような機会を設けられるよう調整していきたい」と話している。当面は、市内の小中学校の関係者のみ見学を受け入れる予定。
問合わせは、東京大学三崎臨海実験所【メール】kyouiku@mmbs.s.u-tokyo.ac.jp
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