ご当地ラーメン「三崎まぐろラーメン」をアレンジした「ソフト麺中華風まぐろあんかけ」が学校給食に登場した。地産地消を積極的に行っている三浦市の取り組みに賛同したまちおこしを展開している「三崎まぐろラーメンズ」(代表の宮田英一監督)が提案し実現。新たなご当地献立が誕生した。
同ラーメンズは、B1グランプリなど全国で開かれる大会に出場し三浦のPRに努めてきた。一方、今年は市民に三浦の良さを再認識してもらえるきっかけをつくろうと、地元に根を下した活動方針を打ち出していた。今回の給食メニュー協力もその活動の一環。
まぐろのダシを使ったスープと麺に、まぐろの尾の身などが入ったあんかけがかけられている三崎まぐろラーメン。三浦市は共同調理場方式を採用しているため、オリジナルのラーメンを給食として提供するのは難しいことから当初からソフト麺で開発が進んだ。昨年の夏休み期間を利用し、共同調理場でラーメンズのメンバーや調理員とともに試作品作りに着手。最終的に、オリジナルメニューで使用しているまぐろの尾の身は、コスト面からめかじきに変更。あんは、中華風オイスターソース味に仕上げた。「子ども達が将来、地元を離れても三浦の味の一つとして記憶に残れば」と宮田さんは話す。
新メニューを食べた南下浦中の男子生徒は「あんかけのとろみ具合が良かった。まぐろラーメンは食べたことあるがこれも美味しかった」、女子生徒は「嫌いなしいたけが入っていたが、あんの味が良かったので食べられた」と笑顔を見せた。学校給食課の松下彰夫課長は、「味の評判などを聞き、新年度メニューに加えていけるよう検討していきたい」と話している。
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