神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2018年8月24日 エリアトップへ

三浦市 “認知症安心ガイド”完成 「サービス情報を一目で」

社会

公開:2018年8月24日

  • X
  • LINE
  • hatena

 三浦市はこのほど、認知症の進行に応じた支援の手引き「オレンジガイド」(認知症ケアパス)を作成。市内で配架を行っている。適切なサービス利用の指針だけでなく、あらかじめ正しい理解を深めることで予防や早期発見、早期治療による重症化防止に役立てるねらい。

 「認知症ケアパス」とは、認知症になっても、住み慣れた地域でその人らしく暮らしていけるよう、その時々の状況にあわせて、いつ、どこで、どのような医療・介護・民間サービスが受けられるのかを示したもの(三浦市オレンジガイドより)。厚生労働省が策定した2013年度からの「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」で、課題のひとつに「認知症ケアパスの作成」が掲げられ、各市町村で取り組まれてきた。

 三浦市高齢介護課では、1年ほど前から着手。医療・介護分野の連携、認知症当事者やその家族からの相談業務などを請け負う認知症地域支援推進員と協力し、市内関係機関からの意見を取り入れながら内容を精査してきたという。

 「介護保険サービスの利用や相談窓口の案内など、関連する問い合わせが多い」。同課では「こうした不安や疑問を解消する一助になれば」と、支援の流れが一目で分かりやすい一枚刷りのリーフレットにまとめた。

 表の横軸には自立から重度まで認知症の進行を示し、縦軸には「人とのつながり」「介護保険」など支援機関や内容を図式化。問い合わせ先も併記し、個々の状態に応じた窓口を案内する。

 また、「認知症であることが恥ずかしくて、人には言えない」と表面化しにくいのも実情で、「誰しもがなりうるものであり、気軽に相談できる体制があることを知ってもらえたら」と担当者は期待を込める。

 配架は同課窓口のほか、初声・南下浦市民センター、地域包括支援センター、市内医療機関などで、市ホームページでも閲覧できる。

理解の輪、広がる

 認知症の理解を深める啓発・普及活動は、市内各所で実施されている。

 地域交流や情報交換を目的として開かれる「認知症カフェ」や、家族のつどい、講演会などさまざまで、「認知症サポーター養成講座」も活況。受講者数は増加傾向で、今年6月末現在、三浦市では2500人超のサポーターが誕生している。

三浦版のトップニュース最新6

地域福祉「主役は住民」

三浦市社協

地域福祉「主役は住民」

第5次活動計画を冊子化

4月26日

牛の赤ちゃん誕生

初声高

牛の赤ちゃん誕生

人工授精で繁殖成功

4月26日

4月17日から実証実験

かなライド@みうら

4月17日から実証実験

夜間限定で1日5台運行

4月12日

小中学力テストの対象拡大

三浦市教委

小中学力テストの対象拡大

今年度から新プロジェクト始動

4月12日

旧三崎中に複合施設整備

三浦地所

旧三崎中に複合施設整備

今秋ごろから順次開業へ

3月29日

浦賀沖でサーモン養殖

浦賀沖でサーモン養殖

若手漁師ブランド化めざす

3月29日

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook