NPO法人「みうら映画舎」はこのほど、三浦市に図書机を寄贈。先月24日に贈呈式が行われた。図書館本館の学習室に設置され、早速利用する市民の姿もあった。同法人の土田成明理事長は、「今後も映像制作支援を通じて市への貢献をめざしたい」としている。
今回贈られたのは、新品の図書机8基。テレビドラマのセットとして実際に使用されていた机で、制作関係者から同法人が譲り受けたものを「市民のために有効活用してほしい」と市への寄贈を決めた。
土田理事長から目録を受け取った及川圭介教育長は、「いい環境のもと学習ができる。大切に使わせていただきたい」と謝辞を述べた。
市教委によると現在、図書館本館学習室で使われている机は約50年前、旧青少年会館の開館当時から使われている年代物。パーテーションで仕切られるなど機能性に優れた新しい机に「学習意欲向上につながれば。ドラマに使われたことが子どもたちの利用を増やすきっかけにもなったら」と土田理事長は期待を寄せた。
5千万円の経済効果も
「みうら映画舎」は、ドラマや映画・CMなどのロケーションコーディネートを行うNPO法人。2003年に三浦市の地域活性化をめざして有志らが任意団体を設立した。07年に法人化され、これまで約2千作品の撮影地になっている。同法人によると昨年度だけで110本の作品を支援。施設利用料や飲食費で約5千万円の経済効果が生まれたという。
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