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三浦市防犯協会 録音で特殊詐欺に「NO」 電話機貸与し、被害防止

社会

掲載号:2019年11月29日号

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簡単な設置と操作で迷惑電話をブロックする
簡単な設置と操作で迷惑電話をブロックする

 三浦市防犯協会はこのほど、振り込め詐欺や悪質商法被害の未然防止を目的とした「詐欺対策電話機器」の無料貸し出しを始めた。今年の県内の被害総額は40億円を超え、特殊詐欺による被害は年末に増加傾向にあることから、同協会ではさらなる注意を呼び掛けている。

 貸し出しされる電話機は、呼び出し音(着信音)が鳴る前に相手へ通話を録音する旨の警告メッセージが流れ、通話が始まると内容を自動で録音。着信を拒否したい電話番号を300件まで登録できる機能を搭載している。既存の電話回線につなぐだけで設置が完了する手軽さも特徴のひとつ。さらに、NTTの電話番行表示サービス「ナンバーディスプレイ」(有料)を利用した場合、親機の電話帳に登録されていない相手からかかってきたときのみ、警告が流れるという。

市内で7千万円超

 神奈川県警の統計によると、被害者の年齢層は60歳以上が全体の9割以上を占めていることなどから、市内在住の65歳以上を対象に、先着38台の貸し出しを始めた。期間は最大1年間で、費用無料(電気代・通話代は自己負担)。「区長など地域の役員が借り、『良ければ近所に広めたい』という声もある」と同協会。利用開始後はアンケートを取り、今後の詐欺対策の取り組みにいかすという。

 今月25日現在、三浦市内の特殊詐欺被害認知件数は8件、総額は7600万円にのぼり(三崎警察署統計)、予兆電話も多数確認されている。

 市役所職員を名乗り、「医療費や保険料の払い戻しがある」とATMに誘導し、現金を振り込ませる還付金詐欺や、警察官を装ってキャッシュカードを騙し取るケースなど、手口は巧妙化。被害の未然防止には犯人からの電話に出ないことが有効とされており、同協会は「電話機で100%撃退できるわけではないが、警告メッセージや録音によって防犯意識の高さを示し、犯行を諦めさせられる」と期待を込める。

 利用希望者は、市防犯協会(三崎警察署生活安全課内/平日午前9時から午後5時)で身分証明書提示、申請書を記入後に貸し出し。台数がなくなり次第終了。

 詳細は同協会事務局【電話】046・882・5671

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