諸磯の宿泊施設「オーシャンビレッジ三浦」に、期間限定の映画館がこのほど誕生した。利用者の少ないオフシーズンの施設利活用と地域開放の一環として、土曜の夜に上映会を開催。大型スクリーンでゆったりとくつろぎながら映画鑑賞でき、来場者から好評を得ている。
「オーシャンビレッジ三浦」は、相模湾を臨む大型ペンション。夏場を中心にスキューバダイビングやシーカヤック、スタンドアップパドルボード(SUP)などのマリンアクティビティを楽しむ人が訪れている。
一方で冬はオフシーズンとなり、利用客が減少。施設の活用を模索するなかで、映画を自主上映する”マイクロシアター”に着想を得た。
「海に一番近い映画館」と名付け、先月から上映を開始。ソファに寝そべりながら、150cm×250cmの大型スクリーンで映画が楽しめるのが特徴で、会場は従来食堂として使用されているため、バーも併設。「お酒やおつまみを片手にどうぞ」と同社の吉田真央さんは話す。先月23日の上映には市外からの来場者もあったという。
まぐろ漁の最盛期だった1960年代、三崎には3つの映画館があり、連日多くの人でにぎわったが、その後、20年の間に相次いで閉館。現在、三浦から最も近い横須賀市の映画館も入居施設のリニューアルに伴って休業していることに触れ、吉田さんは「地域で気軽に映画鑑賞が楽しめる場になれば」と期待を込めた。
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上映予定は、12月21日「シンプル・シモン」、1月11日「ポエトリーエンジェル」・同25日「きっと、うまくいく」、2月8日「南風」・同22日「カミーユ、恋はふたたび」、3月7日「父を探して」・同21日「ハーメルン」。観覧料は1人1500円(ポップコーン付き)、各日午後7時から上映。チケットは【URL】https://popcorn.theater/theaters/697からのみ予約受け付け(45日前から購入可能)。
詳細は同社【電話】046・880・0831
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