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三浦 社会

公開日:2020.04.03

金田出身 大場さん
笑顔と涙の介護つづる

 金田出身の大場育子さん=人物風土記で紹介=が、義母の介護のエピソードをつづったエッセイ本「育ちゃんの介護人生の道」(文芸社)=写真=を先ごろ出版した。

 「育ちゃんのドタバタ介護 只今、奮闘中」に続く第2弾。大場さんはアルツハイマー型認知症だった義母・きみよさん(享年98歳)の在宅介護を契機に一念発起して、ヘルパーや介護福祉士資格を取得。同著では、「人を元気にしたい、助けたい」と働き始めた介護の仕事のやりがいや、症状が進行するきみよさんとの穏やかな日々、認知症との向き合い方など悲喜こもごもが描かれている。また、当時、多感な年頃だった高校生の娘との距離感や夫のうつ病発症、三浦で農業を営む実父の老いなど、介護を通して浮き彫りとなった家族の問題もクローズアップする。

 現在は横須賀市内の施設「えびすデイサービスセンター」で生活相談員として従事する大場さん。「介護で悩むご家族に読んでもらえたら嬉しい」と話している。

 価格は1100円(税別)。

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